POTE新規入り【遊城十代】の解説

はじめましての方ははじめまして。Twitterでは「ぴかだんご(Twitterアカウント:pikadango_WUYH)」というユーザーネームを名乗り、遊城十代やGXなどについて語ったり、十代のキャラクターデッキを構築したり、趣味について好き勝手語ったりといった活動をしている者です。

既に僕をご存知の方はわざわざこの記事を拝見してくださり本当にありがとうございます。

 

さて、4月23日に発売されたPOTE(パワー・オブ・ジ・エレメンツ)で十代の新規がたくさんきて、デッキ構築の幅が大幅に広がりました。新規についての解説はこちら

https://pikadango-key.hatenablog.com/entry/2022/03/29/155749

今回は新規を入れた十代デッキがどんな構築になったのか、どんな動きができるようになったのか、実際に自分の作ったデッキレシピをもとに解説していこうと思います。

では前置きはこのくらいにして、本題に入りましょう!

デッキレシピがこちら!

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まずは基本的な動き「E・HERO」を軸にした回し方について。必要な初動は「HEROに繋がるカード」「E・HERO リキッドマン」「融合」です。

「HEROに繋がるカード」は基本中の基本として挙げられるのが「エマージェンシーコール」です。

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ここから「E・HERO ブレイズマン」「E・HERO エアーマン」などを加えてブレイズマンから繋がる「融合」や「E・HERO リキッドマン」にアクセスします。

そしてリキッドマンを含めた2枚のHEROと融合が揃ったら「融合」で「E・HERO サンライザー」を呼び出します。この時にチェーン1 リキッドマン チェーン2 サンライザーで効果を使うことでミラクル・フュージョンを手札に加えつつ手札交換を行うことが出来ます。

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融合召喚を行いつつ、失った手札アドバンテージを即座に回復させるコンボです。また、リキッドマンは融合素材となった時の効果を繰り返し使うことで同じように手札のリソースを回復し続けることが出来るので「融合再生機構」で毎ターン手札に回収していくのが理想ムーブです。

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その「融合再生機構」にアクセスするため、また、フィールドに召喚した融合モンスターをより堅牢にするために「フェイバリット・ヒーロー」もあわせて3枚投入しています。

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ここまでが「E・HERO」を軸にした動きです。これはPOTE新規が来る前の既存の十代デッキでもよくやっていた動きです。ではPOTEで何が変わったのかというと「融合へのアクセスのしやすさ」「召喚権の温存」「手札交換のしやすさ」です。

「融合へのアクセスのしやすさ」については新規カード「EN-エンゲージ・ネオスペース」がその役割を担っています。

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このカードの処理の中で融合を加えることができるので、融合召喚が非常に行いやすくなりました。また、エンゲージ・ネオスペースでシャドー・ミストを墓地に送ることができた場合、様々な選択肢をとることができます。

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まずエンゲージでNとシャドー・ミストを墓地に送り、スピリット・オブ・ネオスやネオスを召喚します。その後融合を手札に加え、シャドー・ミストの効果で好きなHEROを手札に加えることができます。ここで分岐が発生。エアーマンを加えることでエアーマンを召喚。リキッドマンを手札に加え、エアーマンとリキッドマンを融合することで先述したサンライザーリキッドマンの動きができます。第二の選択肢としてダッシュガイを手札に加え融合を発動。スピリット・オブ・ネオスやネオスとダッシュガイを融合することで強力なモンスター、デストロイフェニックスガイを融合召喚することができます。余談ですがダッシュガイはエドが持つ精霊の宿るカードであり、同じく精霊が宿るネオスと融合することが出来るというのが地味にグッドなポイントです。余談終わり。

シャドー・ミスト以外のカードを墓地に送った場合はエンゲージで呼び出すモンスターによって色々と変わってきますが、スピリット・オブ・ネオスを特殊召喚し、効果の発動に成功した場合は非常に強力な動きをすることができます。

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まずスピリットの効果で「インスタント・コンタクト」を手札に加えます。その後インスタント・コンタクトの効果でフレイム・ウィングマン特殊召喚します。

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その後スピリットの③効果でデッキのネオスと交代。先程エンゲージで手札に加えた融合でネオスとフレイム・ウィングマンを融合。シャイニング・ネオス・ウィングマン融合召喚することができます。

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POTE新規で解説は行ったのですが、実際にシャイニング・ネオス・ウィングマンを実戦で使用してみたところ、凄まじい逆転力を持つモンスターであることを実感しました。このカード、とても強いです。ミラクル・コンタクトやフェイバリット・コンタクトなどでも召喚することができるので、いつでもシャイニング・ネオス・ウィングマンの召喚に繋がるよう意識して立ち回ると良いと思います。

続いて「召喚権の温存」「手札交換のしやすさ」について。この役割を担うのは「クロス・キーパー」です。

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このカードは墓地に送ることで手札のE・HEROやNを展開できるので、ブレイズマンやエアーマンが同時に手札にきて(どっちも出したいけど召喚権が足りない……)という状況を解決してくれます。また、スピリット・オブ・ネオスを特殊召喚することで能動的に②の効果を発動することができます。そして手札交換効果はリキッドマンと条件が似ているのですが若干緩く、インスタント・コンタクトやネオス・フュージョンなどからモンスターを展開した時にも効果を使うことができます。もちろんリキッドマンと同時に併用することも可能。自分は一度の融合召喚でリキッドマン効果で2枚ドロー1枚捨て、キーパー効果で2枚ドロー1枚戻しという、融合したのに手札が全然減らない(むしろ手札交換で手札の質がより高まっていく)現象を起こしました。

他にも「一撃必殺!居合いドロー」や「HEROの遺産」などで使い終わった融合モンスターや万が一倒されてしまったシャイニング・ネオス・ウィングマンを戻し「フェイバリット・コンタクト」で再び特殊召喚といったことも可能です。手札の質を高めるカードが増えたので、状況に応じたアドリブがかなりしやすくなりました。

 

以上、長くなりましたがぴかだんごの作成したPOTE新規入り【遊城十代】デッキの解説でした。ここまで読んでくださった方はありがとうございます。遊戯王ニューロンにもデッキレシピを登録してあるので、よかったらそちらでもご確認ください。初手5枚チェックで(この手札だったらどんな動きができるかな)などを考えてみるのも楽しいですよ。

それでは、またの機会に!

ヒーロー最高、デュエル最高!

ガッチャ!

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